資産運用の必要性を知ろう!3つの理由を分かりやすく解説

この記事の監修

伊藤 雅子(いとう まさこ)

伊藤 雅子(いとう まさこ) ファイナンシャルプランナー

株式会社カスタマーリンクス
【経歴・資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士 中学校教諭(社会)高校教諭(地理歴史・公民)

【得意分野】資産形成・生命保険・教育関連を中心に活躍している【趣味】料理・読書・美術鑑賞

2001年、小泉内閣が「貯蓄から投資へ」というスローガンを打ち出しました。現在ではそのスローガンが少し変わり「貯蓄から資産形成へ」というフレーズでよく使われるようになっています。

単に貯蓄を投資していくばかりではなく、収入の一部を投資へ回して個人の金融資産を増やしていく動きが広まったのは、なぜでしょうか?

この記事では、これからの時代に資産運用が必要だと言われる理由について解説していきます。お金は「貯める」だけでは不十分とも言える時代です。お金を「増やす」考え方の必要性をしっかりと理解しましょう。

資産運用とは?

資産運用とは「長期的な視点で資産を守りながら増やしていくこと」です。資産を増やしていく方法として、次のような金融商品を活用していきます。

  • 株式
  • 債券
  • 投資信託
  • iDeCo
  • NISA

聞いたことがある言葉も多いのではないでしょうか。資産運用の特徴は、できるだけ確実に資産を増やしていけるように計画を立てながら運用していく点です。

明確に定義があるわけではないものの、FXなどの「短期的な価格変動から利益を得る金融商品」は、一般的に資産運用には含めません。

資産運用はどのタイミングで始めるべきでしょうか?

各々の考えや資産状況に応じて組み合わせる必要がありますが、時間が一番の味方になりますので、タイミングを見計らうことよりも早く始めて長く続けることが何より重要です。

資産運用が必要な理由

資産運用が必要な理由は、主に次の3つです。

  • 「超低金利時代」だから
  • 「超高齢化社会」がやってくるから
  • 「ライフスタイルの多様化」に対応するため

「超低金利時代」だから

現在の20代〜30代の若い世代からすれば「本当に?」と耳を疑ってしまいかねないのですが、かつては日本にも高金利時代がありました。

日本の経済が右肩上がりになっていた1960年代〜1990年代前半までのバブル期を含めた高度経済成長期は特に高金利で、1974年には過去最高の「3.0%」だったこともあります。

2019年4月現在の普通預金の金利は「0.001%〜0.150%」ですから、最も高い金利がついていた頃の普通預金の金利は、現在の最も低い金利と比べて「約3000倍」だったことになります。

かつては預金だけでもお金が少しずつ増えていきましたが、現在は銀行にお金を預けていても資産が増えることはありません。今後お金の価値が下がれば、実質資産が目減りしてしまう可能性さえあるのです。

「超高齢化社会」がやってくるから

65歳以上の人口が全人口の7%を超える社会を「高齢化社会」、14%を超える社会を「高齢社会」、さらに21%を超えると「超高齢化社会」と呼びますが、日本は2007年の時点ですでに「超高齢化社会」となっています。

おそらくこの先、まだどの国も経験したことのない「超高齢化社会のその先」がやってくることでしょう。

超高齢化社会によってもたらされるのは「若年層の負担の増加」です。日本の年金制度は「現役世代から集めた掛け金を年金世代に渡す、世代間の支えあいシステム」として機能していますから、少子高齢化の加速とともに年金を受給することのできる年齢が引き上げられつつある中で、若年層の負担は増していくばかりです。

今後、年金だけで老後の生活費を全て賄うのはどんどん難しくなっていくことが予想されます。自分で自分自身の老後に向けた資産を作り上げておく必要があるのです。

「ライフスタイルの多様化」に対応するため

以前の日本は終身雇用制度が基本で、一度企業に入社すればキャリアと共に徐々に収入も増え、経済的に安定した人生を送ることができました。しかし今は、様々な選択肢の中から自分に合った働き方を選び、個人がそれぞれのライフプランを立てて暮らしていく時代です。

自由な時代である反面、厚生年金などの企業が負担する社会保障を受けられない人の数が増え、転職や暮らしの変化に伴い想定外のトラブルが起きる可能性もあるため、一人一人が自分の資産をきちんと守っていくことの必要性が高まっています。

好きなこと、やりたいことにチャレンジしながら人生100年時代を謳歌するためにも、お金の心配を少しでも減らせるように行動することが大切なのです。

お金は「幸せを感じるための一つのツール」なので、資産運用したものを何に使うのかという『目的』が大切。また、時間を味方につける、長期で保有し続けるという心構えも大事なポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、資産運用が必要な3つの理由について解説してきました。

経済の変化の面から見ても、人々の暮らしの変化の面から見ても、資産運用で「お金を増やす」という考え方は今後ますます大切になっていくでしょう。

資産運用は長くコツコツとお金を育てていく方法なので、できるだけ早く始めることがポイントです。リスクの低い金融商品も多くあるので、まずは自分に合った資産運用の方法を調べてみましょう。

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