株式会社の仕組みや役割ってどんなもの?株主になるメリットはある?




日常生活の中で、「○○株式会社」や「株式会社○○」のような名称を頻繁に見かけることがあります。この「株式会社」とはどのような会社なのでしょうか。

この記事では、株式会社の概要や仕組みについて説明します。

前提として―「会社」の定義

会社は、会社法において、会社は株式会社と持分会社に分類されており、さらに持分会社は合同会社・合資会社・合名会社に分類されています。

「会社」の定義は、事業を行うための組織です。 事業は、例えば農業や漁業といった第一次産業や、建設業や製造業等の第二次産業、サービス業等の第三次産業に分類されています。

上記を踏まえてもう少し細かく説明すると、会社とは、事業による利益を得るために出資した人々が集まった組織であるといえます。しかし、会社は単にお金を儲けることのみを目的としているかというと、そうではありません。

「株式会社」の概要

株式会社とは、商号(会社名)に「株式会社」と入っている会社で、株式を発行します。その株式をお金を出して買ってもらい、そのお金で事業を行います。そして、事業によって儲けたお金は、さらにより良い事業を行うために必要な投資をしたり、株式を買ってくれた人々へ支給したりします。

このように「株式会社」は、株主の利益を守ったり、会社で働く従業員の福祉を守ったり、良いサービスを世界へ発信したりといった役割を持っているのです。

株式ってなに?

前述しているように、株式会社では「株式」というものが発行されます。この「株式」とは、会社が資金を集めるために必要なものです。

会社経営においては、事業を行うために、例えば工場や機械が必要となります。それらの必要なものを揃えるために、会社にはお金が必要です。したがって、会社を経営して事業を行う場合にはお金を集めなくてはなりません。

会社経営に必要なお金を集める方法として、銀行から借りるという方法が挙げられます。しかし、お金を借りようとしている段階でまだ事業の成果が出ていない場合には、銀行は簡単にお金を貸してくれません。なぜなら、成功するという確約がなく、期限までにお金が返ってくるかもわからないのでは、銀行側としてはお金を貸すことにリスクがあるからです。

そこで、会社経営のためのお金を集める方法として可能なのが、多くの人から資金を集めるということです。株式会社では「株式」を発行し、株式を買ってもらうことで資金を調達します。「株式」は、資金を出してくれた人へ証明のようなものになります。そして、「株式を買ってくれた人」=「資金を提供してくれた人」を「株主」といいます

株主になるメリット

株主は、資金を提供した会社に対して一定の権利を持つことができます。さらに、会社が事業に成功し、会社に発生した利益の一部として配当金を受け取れます

また、株主をやめたい場合、はじめに自身が会社に出資した金額は返ってこないことになりますが、株主には保持している株を他人へ売り渡す権利があります

株主にはこのようなメリットがありますので、株式という投資は誰でもできる仕組みになっています。

株主が会社に対して認められる権利とは

株主が会社に対して一定の権利を持つということは前述していますが、具体的にどのような権利があるのでしょうか。

株主は、会社に出資しているという点で、その会社のオーナーの一人といえます。したがって、会社の経営に参加することができるのです。これが株主に認められる権利です。

しかし、大規模な会社においては株主の数も多くなりますので、株主全員の意見をまとめることは困難となります。そこで、株式会社ではそれぞれ役割が決められています。

まず前提として、株主は会社の経営に関する活動に直接参加しません。「株主総会」という株主による会議において、会社の直接的な経営をする役割である「取締役」を選任します。この取締役は最低3人必要となります。

次に、取締役で構成される取締役会において、会社の代表者「代表取締役」が選任されます。代表取締役の役割は、会社の従業員を率いて、会社経営をします。

以上のように、株式会社においては、会社へ出資する株主と経営を担う取締役に分担されているため、スムーズに会社経営ができるようになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。株式会社の仕組みについて説明いたしました。

株式会社は、会社経営のために多くの人へ株式を買ってもらうことで資金を集められます。また、株主には、会社経営に間接的に参加する権利が認められることになります。

そして、株主と取締役がそれぞれ集中して役割を担うことで、株式会社では会社経営を豊かなものにすることができるのです。