仮想通貨とは。はじめる前に知りたいメリット・デメリットと注意点




仮想通貨に関するニュースや話題を耳にする機会が増えてきましたが、そもそも仮想通貨とはどのようなものなのでしょうか。

しかし、言葉は聞いたことがあっても、いまいち仮想通貨のイメージがつかめないという人も多いと思います。

この記事では、仮想通貨の仕組みやメリット・デメリット等、注意点ついてご説明します。

仮想通貨ってどういうもの?

仮想通貨とは、インターネット上で使える通貨のことをいいます。硬貨や紙幣のように形として存在しておらず、デジタルデータとして存在する通貨です。したがって、現金のように現物を手にとって決済するという取引は行いません。

日本円やアメリカドルは、各国の中央銀行が貨幣を発行し、価値が保証されていますが、仮想通貨は、特定の国家が発行しているわけではありません

金融庁に認められている通貨

仮想通貨は、資金決済に関する法律の第2条5項によって、電子情報処理によって取引ができる財産的価値であると日本政府に認められています。

仮想通貨のメリット

仮想通貨は、日本政府に認められており、そして次のメリットにおいて将来性がある決済手段といえます。

仮想通貨の4つのメリットについてご説明します。

手数料が抑えられる

現金を取引する際には、預金者が引き出すことを見込んであらかじめ多額の現金の他にも、金庫やATM等の設備を整える必要があります。そのため、取引手数料が高くなってしまいます。

しかし、仮想通貨では取引のために多額の現金や金庫、ATM等の設備は一切必要ありませんので、手数料を抑えることができるのです。

また、海外送金の場合には、一般の銀行で手数料が1000円前後かかるのに、仮想通貨では手数料が数百円で取引が可能です。

送金が早い

銀行振込の場合、振込みをした時間によって着金が翌日になる場合がありますが、仮想通貨で送金する場合には、相手に直接送金することになりますので、仮想通貨の種類によっては数十分で送金が可能です。

投資ができる

仮想通貨は、株式のように需要と供給の均衡によって常に市場価値が変動しています。そのため、投資としても利用できます。

また、仮想通貨の種類によっては最低取引価格が数百円となっているものもあり、少額から投資することも可能です。

取引時間が無制限

証券取引所は、基本的に平日の日中にしか開いておらず、株式の取引は時間が限られています。

一方で仮想通貨においては、24時間365日いつでも取引が可能です。

仮想通貨のデメリット

仮想通貨には現金取引とは異なり上記で説明したメリットがある一方で、デメリットもあります。

価格変動が激しい

仮想通貨は価格変動が頻繁にあり、変動幅も大きくなります。

仮想通貨の価格変動は、純粋に需要と供給の均衡によって起こりますので、値上がりしそうなら購入者が増えるので価格が上昇し、値下がりしそうなら売却する人が増えるので価格が下落します。

即時決済が困難

仮想通貨は、現金やクレジットカードのように即時決済ができません。仮想通貨では、取引内容の確認と承認を経る必要があるため、取引成立に時間がかかるのです。

しかし、決済システムを実装した機能である「ウォレット」を使うことで、決済に時間がかかる問題を解決することができます。

法律の規制がある

仮想通貨の扱いは、世界的に見ると厳しいものになっており、法律によって規制されています。

2017年まで仮想通貨取引量が世界で最も多かった中国においては、2017年9月に中国政府によって、仮想通貨の取引を厳しく制限されることになりました。

また、2018年3月のG20財務大臣・中央銀行総裁会議では、仮想通貨の動向について監視を求めるようにする結論が出されました。

仮想通貨取引の注意点

仮想通貨のメリット・デメリットについてご説明しましたが、これから仮想通貨を始める方や仮想通貨初心者の方が、仮想通貨取引において注意すべき点があります。

盗難の可能性がある

仮想通貨取引を始めて最初のうちには、銀行のような取引所という場所へ仮想通貨を預けることになります。しかし、セキュリティがしっかりした取引所でなければ、ハッキングされる可能性が高くなります。

また、取引所のIDやパスワードを複雑にしたり、二段階認証の設定をしておくことで、不正ログインによる盗難を防ぐことができます。

投資で損失が大きくなる可能性がある

仮想通貨は価格変動が激しくなることがあることは既にご説明しましたが、価格変動が激しいということは、仮想通貨における投資で利益が大きく出る場合もあれば、損失が大きくなる場合もあるということです。

つまり、仮想通貨の投資はハイリスクハイリターンですので、このリスクを認識することが重要です。

詐欺通貨が存在する

仮想通貨は国が発行する通貨ではありませんので、誰でも簡単に発行することができる通貨です。中には、プログラミングのような知識がなくても個人が作成した仮想通貨を発行することが可能なのです。

このように手軽に発行できるという点から、最近では、投資してもらう代わりに仮想通貨を渡すという資金調達手段が多く出回っています。

しかし、このような手段で資金を集めても、事業を行わないため、その仮想通貨の価値がまったくなくなるという、いわゆる仮想通貨詐欺も存在します。

まとめ

いかがでしょうか。仮想通貨の仕組みからメリット・デメリット、注意点についてご説明しました。

仮想通貨は現金のように現物として存在しない通貨ですので、現金等と比べて異なる点が多くあります。仮想通貨をこれからはじめようと考えている方は、メリットはもちろん、デメリットや注意点をしっかり把握して、取引を行うようにしましょう。