将来の資金作りのために。節約は生活費の見直しがおすすめ!




将来に向けた資金作りや対応には、以下に示すような方法があります。

  • リスクに備える当面の貯蓄
  • 万一に備える生命保険(定期保険)や医療保険
  • 公的年金を補う貯める保険(個人年金保険など)や投資(iDeCoなど)
  • 学費に備える学資保険や投資(つみたてNISAなど)

しかし、これらを行うには資金(積立金や保険料など)が必要になり、収入をそのまま使うのではなく無理のない節約術が必須になります。

まずは、生活にどのくらいの費用がかかっているのか知りましょう。

生活費にどのくらい使っているか

2人以上の勤労者世帯の生活費(平均消費支出)について、公益財団法人「生命保険文化センター」の2017年の資料によると以下のようになっています。

この数値あるいは下の年代別数値は、統計から見た平均の値ですので、この数値に近ければ良いということではありません。

もちろん、それぞれの生活には違いがありますので、参考的な値としてみてください。

そして、自分に当てはめてみて、どこに節約できる要素があるか考えてみてください。

地域別生活費

地域別生活費の平均を下表に示します(単位千円)。
全国平均は約31.3万円、前年に比べ3,466円増加しています。

支出全国北海道関東近畿九州
食料74.670.179.375.567.5
住居18.518.521.017.318.1
光熱・水道21.226.420.720.419.6
家具等用品11.010.111.610.511.0
被覆・履物13.212.414.714.012.5
保険医療11.511.012.411.111.3
交通・通信49.645.049.844.354.5
教育19.114.224.421.114.4
教養娯楽30.526.035.230.727.0
その他63.967.563.656.369.7
合計313.1301.3332.6301.3305.5

年代別生活費

年代別生活費の平均を下表に示します(単位千円)。

世帯主の年齢別に生活費をみると、年齢が上がるにつれて上昇し、50歳代をピークに減少しています。

今まで、多くの正社員の給与は、ここに示すような生活費の増減傾向に連動させて決まっています。

しかし、結婚の高年齢化など生活費のピークは、個人ごとに変わっています。

支出〜20代30代40代50代60代70代〜
食料51.765.377.278.278.176.7
住居33.721.816.117.517.820.4
光熱・水道15.118.121.222.922.524.0
家具等用品7.69.510.312.012.513.4
被覆・履物9.412.114.814.211.48.7
保険医療10.09.910.012.614.014.9
交通・通信32.343.049.956.851.031.7
教育4.512.629.526.51.90.1
教養娯楽20.526.334.730.630.125.9
その他44.941.456.086.570.464.7
合計229.8259.8319.6357.7309280.5

貯蓄と借金

平成28年の資料(熊本県を除く)によると年代別平均の貯蓄と借金は、1世帯あたり以下のようになっています(単位万円)。

年代貯蓄借金
〜20代154.8263.4
30代403.6865.7
40代652.0862.1
50代1,049.6581.6
60代1,337.6251.9
70代〜1,260.1163.4

節約の考え方

子育て時代あるいは長寿時代を迎え、できるだけ早くからお金を貯める必要性が高まっています。

このためもあり、生活費を見直しできるだけ節約したいと考える方は、多くいると思います。

ただ、なんでも節約すれば良いというわけではなく、以下のように考えるのが長く続きます。

  • 生活を楽しむ費用は効率的に使い、無理して節約しない
  • 努力しないで節約できることをまず考える
  • その上で節約生活の習慣化など

生活費には、管理できる費用と管理が困難な費用があります。

節約というと、目に見え易い管理できる費用と考えがちですが、最初は管理が困難な費用から節約を始めるのが長続きし効果的です。

管理できる生活費

管理できるのは、以下に示す費用があります。

  • コンビニや自動販売機での購入(飲料水やタバコなど)
  • 外食、交際・会食
  • 旅行・趣味
  • ファッション
  • 水道・光熱費(基本は管理困難とも言えます)など

これらの費用はできるだけ使うのが良いわけではありませんが、節約しすぎると生活を辛くしたり、貧しくしたりして長く続かなかったり、節約の意味がなくなります。

例えば、禁煙することや口に入るものを考えると糖分の多い飲料水を少ない飲料水に変えるなど、健康生活に良いことの多くは節約にもつながります。

管理困難な生活費

管理困難な生活費は管理できないのではなく、節約するには手続きが必要な費用で、日常生活で意識しないで使っている費用です(日々の努力では節約しにくい費用)。

これらには、以下に示すような費用があります。

  • 税金
  • ネット費用
  • 保険料
  • 会費
  • 自家用車費用
  • 水道・光熱費など

これらの費用は生活の質を落とさないで、努力なしに節約を継続できます。

税金

脱税は犯罪ですが、合法的に税金を減らす(節税)方法があります。
節税については、別の記事で紹介します。

ネット費用

大きな費用に、スマホ費用があります。

スマホ機器代が高額になりましたが、通信費とのセット割で高額化が抑えられていました。

しかし、総務省の指示でスマホの機器代と通信費の分離が始まりました。

この方策により、仮想移動体通信業者(MVMO)の格安スマホが増えると予想されています。

iPhoneなど今使用しているスマホを、格安スマホ業者に変えると、大きく節約可能です(解約2年縛りの違約金も1,000円ぐらいになります)。

保険料

保険料が安く保障の手厚い定期保険(死亡保険)は、家族のいる家庭には必須と言えますが、必要な保険金額・保障内容が変われば保険を見直すと大きな節約になります。

会費

スポーツジム会費、アマゾンなどの会員制サービス年会費、雑誌などの購読料、有料クレジットカードの年会費など、必要性を考え少数に絞るなどすると節約になります。

自家用車費用

自家用車は、税金・燃料費・保険料・駐車場代など多くの費用がかかります。
趣味・楽しみ・必要性などによりますが、カー・シェアやレンタカー利用に変えると大きな節約になります。

水道・光熱費

光熱費の使用を減らすというよりは、東京電力などの既存電力会社から新電力会社に変えることで料金を節約することができます(ガスも可能ですが水道は別です)。

契約会社を変える以外に、必要量に見合った容量契約(電気のアンペア容量など)に変えると、料金の節約が可能です。

まとめ

コンビニ・外食・ファッション・趣味などの節約は切り詰めるとストレスにもつながり生活の質を大きく下げる可能性があるため、初めて節約をするのにお勧めはしません。

またそれらを管理するにしても毎週や毎月どれだけ使っているか家計簿などをつけて、見える化している状態でないと、節約の効果も実感できませんし、節約を続けるモチベーションにもつながりにくいです。

そのため、初心者におすすめなのが、先述でも紹介した、いわゆる「固定費」の部分を見直すことです。

特にネット代・スマホ代は一番テコ入れがしやすいので、それから始めても良いと思います。