生活費の平均っていくら?一般的な内訳と節約のコツを解説

この記事の監修

五十畑 任史(いがはた ただし)

五十畑 任史(いがはた ただし) ファイナンシャルプランナー

株式会社FEA静岡支店
【経歴・資格】トータル・ライフ・コンサルタント/FP技能士/ドルコスト平均法協会 会員

【得意分野】資産形成・家計管理・老後の生活設計/年金不足問題の解決アドバイス【趣味】サックス・ウオーキング・ゴルフ

「節約しなくちゃ」と漠然と思っていても、なかなかお金は貯まらないものです。節約のためには、支出の中で最も大きな割合を占める”生活費”をきちんと管理する必要があります。

生活費の内訳は世帯によって様々なため「自分の普段の出費について客観的に判断するのがむずかしい」と感じる方もいるでしょう。

もちろん、生活費の内訳や総額は、家族の構成人数や住んでいる場所、収入、ライフステージによって変わってきます。しかし、生活費を構成する項目はそこまで大きく変わりません。

この記事では生活費の平均額と一般的な内訳を解説します。生活費に無駄がないかをチェックするのに役立つと思いますので、是非参考にしてみて下さい。

生活費とは?一般的に含まれる項目

生活費とは、日常生活を送るために必要不可欠な費用のことです。生活費が年間の支出の大部分を占めるので、生活費についてよく理解し、コントロールしていくことは資産を管理する上でとても大切です。

生活費に含まれる項目

一般的に、生活費には以下のものが含まれます。

  • 家賃
  • 食費
  • 日用品費
  • 光熱費
  • 通信費
  • 被服費
  • 交通費
  • 交際費
  • 美容代

「意外と多い」と感じたでしょうか?しかし、これらの項目は、自分で家を借りて(買って)基本的な生活を送るために必要不可欠です。

節約の基本は、これらの中から出費を減らせそうな項目を洗い出し、ひとつひとつ実行していくこと。地道ですが、一番確実な方法です。

固定費と変動費

生活費は、毎月決まった金額を支払う「固定費」と、月によって支出額が異なる「変動費」に分けられます。たとえば、毎月の家賃、基本料金が定められている通信費や光熱費、長期契約の保険料などは固定費です。

節約には、変動費よりも固定費の見直しが有効だと言われています。家賃やスマートフォンの料金を見直せば、単純計算で向こう1年の間に「浮いたお金×12か月分」を貯金に回すことができるからです。

固定費の節約について、より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

二人以上世帯の生活費の平均は31.3万円

公益財団法人「生命保険文化センター」の2017年の資料によると、2人以上の勤労者世帯の生活費(平均消費支出)の全国平均は「313,100円」となっています。

2人以上の世帯が対象の調査なので、2人暮らし世帯の平均生活費はもう少し低いでしょうし、世帯構成人数が多い世帯の生活費はこの数値よりも高くなります。

もちろん生活の環境によって違いが出てきますので、参考として捉えて下さい。そして、自分に当てはめてみて、どこに節約できる要素があるか考えてみてください。

地域別生活費

地域別生活費の平均を下表に示します(単位千円)。
全国平均は約31.3万円となっています。

全国的に共通して言えるのは、生活費に占める食費の割合はとても高いということです。

その他の項目では、家賃相場が高い関東では住居費の占める割合が高く、季節によって冷暖房を沢山使う必要がある北海道では光熱費がかさむなど、地域ごとに違いがあります。

支出全国北海道関東近畿九州
食料74.670.179.375.567.5
住居18.518.521.017.318.1
光熱・水道21.226.420.720.419.6
家具等用品11.010.111.610.511.0
被覆・履物13.212.414.714.012.5
保険医療11.511.012.411.111.3
交通・通信49.645.049.844.354.5
教育19.114.224.421.114.4
教養娯楽30.526.035.230.727.0
その他63.967.563.656.369.7
合計313.1301.3332.6301.3305.5

年代別生活費

年代別生活費の平均を下表に示します(単位千円)。

世帯主の年齢別に生活費をみると、年齢が上がるにつれて上昇し、50歳代をピークに減少しています。

これまでは多くの会社で勤続するほど給与が高くなる仕組みになっていたため、ここに示すような生活費の増減傾向になっていました。しかし、結婚の高年齢化や働き方の多様化により、生活費のピークは世帯ごとに変わってきています。

支出〜20代30代40代50代60代70代〜
食料51.765.377.278.278.176.7
住居33.721.816.117.517.820.4
光熱・水道15.118.121.222.922.524.0
家具等用品7.69.510.312.012.513.4
被覆・履物9.412.114.814.211.48.7
保険医療10.09.910.012.614.014.9
交通・通信32.343.049.956.851.031.7
教育4.512.629.526.51.90.1
教養娯楽20.526.334.730.630.125.9
その他44.941.456.086.570.464.7
合計229.8259.8319.6357.7309280.5

生活費を節約するために必要なこと

ライフプランによって将来的に必要になる金額が見えてくると「節約しなくてはいけない」という意識が生まれます。しかし、なんでも節約すれば良いというわけではありません。

生活費を見つめ直してはいるのですが、自分が使いすぎているのかどうか、判断がつきません。

生活費の支出はできるだけ無理のない範囲で節約し、収入のうちの何割かを将来の資金つくりのために貯蓄しましょう。

たとえば、生活費の支出が収入のどのくらいの割合であれば安全圏といえるのでしょうか?

このぐらい、という具体的な数字はありませんが、少しでも貯蓄ができていれば安全圏といえます。

まずは少しずつでも収入の中から貯蓄に回すことを目標に、無理のない範囲で節約を始めるのが成功のコツです。

生活費の中には、節約しやすいポイントとコントロールがむずかしい部分があります。節約を成功させるための考え方は次の3つです。

  • 生活を楽しむ費用は無理して節約しない
  • 努力しないで節約できるところはないか考える
  • 習慣にできそうな節約方法を見つける

生活を圧迫しない程度の節約とは、どんなものが挙げられますか?

大きな努力を要さず、まず初めにできることとしては、ネット費用やスマホ費用の節約がお勧めです。

節約をうまく続けていく方法として、家計簿をつけること以外には何があるのでしょうか?

節約をうまく続けるのに家計簿はおすすめですが、固定費での節約ができるようになると、家計簿に頼らなくても節約ができるようになります。

まとめ

コンビニ・外食・ファッション・趣味などの節約は切り詰めるとストレスにもつながり生活の質を大きく下げる可能性があるため、初めて節約をするのにお勧めはしません。

またそれらを管理するにしても毎週や毎月どれだけ使っているか家計簿などをつけて、見える化している状態でないと、節約の効果も実感できませんし、節約を続けるモチベーションにもつながりにくいです。

そのため、初心者におすすめなのが、先述でも紹介した、いわゆる「固定費」の部分を見直すことです。特にネット代・スマホ代は一番テコ入れがしやすいので、それから始めても良いと思います。

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