スポーツ庁の事業内容とオリンピック予算について

スポーツは、学校教育では文部科学省、健康では厚生労働省、施設や運営では国土交通省・警視庁・道府県警察本部など多くの行政機関に関わりがあります。

そこで、スポーツの振興とこれら行政機関を一本化して推進するスポーツ庁が2015年10月に文部科学省の外局として発足しました。

スポーツ庁とは

スポーツ庁は、以下に示す事業を行なっています。

  • 子どもの時期に活発な身体活動を行う子どもの「体力向上」
  • 「学校体育・運動部活動」の充実
  • 生涯スポーツ社会の実現を目指す「国民のスポーツライフ」
  • 障害の有無等を問わず,広く人々がスポーツに参画できる「障害者スポーツ」
  • オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめとする国際競技大会に向けた「国際競技力の向上」
  • スポーツによる「国際交流・国際協力」の推進
  • 安全で魅力的なスポーツ施設を整備,運営,管理する「スポーツ施設の整備・運営」
  • スポーツツーリズムや,多数の参加者・観衆が見込めるスポーツイベントの開催,大規模な大会やスポーツ合宿の誘致等のスポーツを核とした「スポーツによる地域・経済の活性化」
  • ドーピングや違法行為などに取り組む「スポーツ界の透明性,公平・公正性の向上」
  • 女性のスポーツへの参加を促進する「スポーツを通じた女性の活躍促進」

予算

スポーツ庁の2019年度の予算は350億3,306万4千円で、前年度に比べ10億4,392万5千円増えています。

内訳は、以下の通りになります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、2019年ラグビーW杯等に向けた準備

以下に示す事業を行なっています。

  • 2020年東京大会等における日本代表選手のメダル獲得に向けた「競技力向上事業」:100億4,700万円
  • オリンピック競技とパラリンピック競技の共同利用化を図る「ナショナルトレーニングセンターの拡充整備」:25億4,075万4千円
  • 「ナショナルトレーニングセンター競技別強化・拠点機能強化事業」 9億6,209万3千円
  • 国際協力及び交流、国際スポーツ人材育成拠点の構築など「スポーツ・フォー・トゥモロー等推進プログラム」:11億7,137万円
  • 「ドーピング防止活動推進事業」:3億517万9千円
  • 「2019年ラグビーワールドカップ普及啓発事業: 2,400万円

スポーツ施策の総合的な推進~経済・地域の活性化~

以下に示す事業を行なっています。

  • スポーツビジネスの創出を推進する「スポーツ産業の成長促進事業」:2億359万円
  • 「大学スポーツ振興の推進事業」:1億6,175万円
  • 地域活性化、幅広い関連産業の活性化のための「スポーツツーリズム・ムーブメント創出事業」:2,570万7千円
  • 「体育・スポーツ施設整備(学校施設環境改善交付金)」:46億2,892万5千円
  • 「ストック適正化による持続可能な地域スポーツ環境の確保」:3,000万円

スポーツ参画人口の拡大、障害者スポーツの推進

以下に示す事業を行なっています。

  • ライフステージに応じた「スポーツ参画人口拡大プロジェクト」:3億5,980万6千円
  • 「障害者スポーツ推進プロジェクト」:6,242万9千円

スポーツ・インテグリティの体制整備

以下に示す事業を行なっています。

  • 「スポーツ界のコンプライアンス強化事業」:2,909万円
  • スポーツ紛争の円滑な解決を支援する「スポーツ仲裁活動推進事業」:937万8千円

学校体育・持続可能な運動部活動の推進

以下に示す事業を行なっています。

  • 「運動部活動改革プラン」:7,850万円
  • 「武道等指導充実・資質向上支援事業」:1億9,552万6千円

2020東京オリンピック予算「支出」

スポーツ庁の予算は、スポーツ関係すべてを含むわけではありません。

ここでは、2020東京オリンピック予算「支出」を紹介します。
当初は、8,000億円程度のコンパクトな大会を目指していましたが、2018年12月の組織委員会の発表によると以下に示すように変わってきています。
合計で1兆3,500億円になります。

今後、さらに増えることが予想されています。

組織委員会予算

組織委員会予算は、6,000億円です。
内訳を以下に示します。

  • 仮設やエネルギーインフラの「会場整備費」:1,100億円
  • テクノロジー・オペレーションなどの「大会運営費」:4,900億円

その他の予算

その他の予算は、7,500億円です。
内訳を以下に示します。

  • 仮設やエネルギーインフラの「会場整備費」:5,950億円
  • テクノロジー・オペレーションなどの「大会運営費」:1,550億円

予算の分担

予算の分担は、以下に示すようになると試算されています。

予算組織委員会東京都合計
会場整備費1,800億円4,900億円1,400億円8,100億円
大会運営費4,200億円1,100億円100億円5,400億円
合計6,000億円6,000億円1,500億円1兆3,500億円

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