税金の使い道は?私たちは何のために納めているのか.

税金は納める(取られる)ものと考えているかもしれませんが、基本は国民や住んでいる自治体の住民が将来も含め、生活していくために使われています。

税金を納めること、納めた税金の使い道を知ることはこれから生活していく上で重要です。

税金って何?

税金というと所得税と住民税が思い浮かぶと思います。 1回毎の支払いは多くないのですが、支払い回数が多いので税金の中で最も高額になるのは消費税です(10%に増税されます)。

国民健康保険も国民年金保険税と呼ばれることが多くなり、税金の一種といえます。

なお、国民年金保険料や厚生年金保険料は、税金ではありません、世代間の支え合いです。
むしろ、国民年金保険料と厚生年金保険料(基礎年金)には、税金が使われていて、皆さんと国で折半(保険料の半額は国負担)しています。

税金は、所得税と住民税(都道府県税と市町村税)だけでなく、お金が動く全ての生活活動にかかるといえます。 税金がかからないのは、以下に示す3種類ぐらいです。

  • 土地の譲渡・売買や賃貸・地代(マンションの建物には課税)
  • 学校教育にかかる費用(塾代などは課税)
  • 公的医療保険の対象となる医療費(差額ベット代などは課税)

税金には非常に多くの種類や納税方式があります。 以下に代表的な分類を示します。

国税と地方税

国税は、国に納める税金です。 中心となる所得税について給与所得者は、給与から天引きして会社が納税します。
その他の方は、年1回確定申告をして納税します。

個人にかかる国税には、以下の種類があります。

  • 所得税
  • 相続税
  • 贈与税
  • 消費税
  • 印紙税(主に法人)等

地方税は、住んでいる自治体に納める税金です。 所得税と同様に、給与所得者は、通常給与から天引きして会社が納税します。
個人にかかる地方税には、以下の種類があります。

  • 都道府県民税、不動産取得税等
  • 市町村民税、固定資産税等
  • 地方消費税、地方たばこ税、自動車税(都道府県)、軽自動車税(市町村)など

消費税も地方の税収となる地方消費税があります。 10%になると7.8%が国に入り、2.2%が地方消費税となり地方に入ります。

直接税と間接税

自分にかかる税金を自分で納めるのが直接税です。
個人にかかる直接税には、以下の種類があります。

  • 所得税(給与所得者は会社が納税します)
  • 相続税
  • 贈与税
  • 都道府県民税
  • 市町村民税
  • 固定資産税等

基本的に、収入や資産に応じてかかります。 所得税は超過累進課税制度で、その他は基本的に一定の税率が課税されます。

自分にかかる税金を別の人(商店主など)が納めるのが間接税です。

個人にかかる関節税には、以下の種類があります。

  • 消費税
  • 地方消費税
  • ガソリン税(揮発油税及び地方揮発油税)
  • 酒税
  • たばこ税等

間接税の税率は、種類により一定です。

税金の使い道「国税」

国税の基本は、皆さんの生活と安全のために使われます。 通常、関わりがないものには、海外援助費などがあります。

使う総額は令和元年の予算で101兆4,571億円です。 この金額は、税金(青の多収入を含む)と国の借金(国債)で賄わられます。

国税の使い道を以下に示します。

  • 健康や生活を守る社会保障費に33.6%
  • 道路や住宅などを整備する公共事業費に6.8%
  • 教育や科学技術の研究の文教・科学振興に5.5%
  • 国の防衛のための防衛費に5.2%
  • 海外援助などの経済協力費に0.5%
  • 上記以外のその他に9.5%
  • 地方を支援する地方交付金等に15.8%
  • 国債の返済や利子の国債費に23.2%

税金の使い道「地方税」

地方税も基本は、皆さんの生活と安全のために使われますが、国税よりも身近な使い道になります。 当道府県の例として東京都、市町村の例として新宿区を紹介します。

東京都の税金の使い道

東京都の税金の使い道を以下に示します。 令和元年度の総額は、7兆4,610億円です。

  • 福祉と保険に16.9%
  • 教育と文化に16.5%
  • 労働と経済に6.5%
  • 生活環境に2.9%
  • 都市の整備に11.7%
  • 警察と消防に12.6%
  • 企画・総務に7.8%
  • 公債費・税関例経費などに25%

以上は一般会計で、この他に以下の使い道があり総額では14.4兆円になります。

  • 都営住宅の管理などの特別会計に5.4兆円
  • 上下水道などの公営企業会計に2.0兆円

新宿区の税金の使い道

新宿区の税金の使い道を以下に示します。 令和元年度の総額は、1,508億円です。

  • 議会費に0.5%
  • 総務費に7.7%
  • 地域振興費に4.8%
  • 文化観光産業費に2.5%
  • 福祉費に28.7%
  • 子ども家庭費に20.8%
  • 健康費に9.4%
  • 環境清掃費に5.1%
  • 土木費に9.9%
  • 教育費に6.9%
  • 公債費に1.5%
  • 諸支出金に2.1%
  • 予備費に0.1%

以上は一般会計で、この他に以下の使い道があり総額では2,205億円になります。

  • 健康保険特別会計に373億円
  • 介護保険特別会計に252億円
  • 後期高齢者医療特別会計に73億円

スポンサーリンク