国民年金基金制度とは?国民年金との違いや加入条件を解説

国民年金基金制度とは、国民年金に加えて加入することで将来の年金受給額を増額することができる制度です。

年金受給額を増額できる制度はいくつかありますが、国民年金基金はフリーランスの人を対象に、老後安心して過ごせるような準備をしていくための制度として厚生労働省が推奨している制度となっています。

この記事では、厚生年金基金の仕組みとメリット・デメリットを解説していきます。

国民年金基金とは

国民年金基金は、国民年金に上乗せして利用できる年金制度です。申し込めるのはフリーランスや自営業などの第1号被保険者で、第2号被保険者にとっての厚生年金のような位置付けとなっています。

厚生年金は所得金額によって自動的に納付金額が決まるのに対して、国民年金基金は加入者が任意で納付金額を設定することができます。

国民年金基金と国民年金の違い

国民年金は、20歳位以上60歳未満のすべての日本国民が加入を義務付けられている制度です。一方、国民年金基金への加入は任意となっています。また、国民年金基金に加入できるのは自営業などの第1号被保険者のみです。

年金のベースとなるのが「国民年金」で、上乗せしてさらに老後の資金形成を進めていきたい人が活用するのが「国民年金基金」というイメージです。

国民年金基金の種類

国民年金基金には、以下に示す種類があります。

  • A型:65歳支給開始で15年間保証の終身年金
  • B型:65歳支給開始で保証期間なしの終身年金
  • Ⅰ型:65歳支給開始で15年確定年金(15年間保証。以下同様)
  • Ⅱ型:65歳支給開始で10年確定年金
  • Ⅲ型:60歳支給開始で15年確定年金
  • Ⅳ型:60歳支給開始で10年確定年金
  • Ⅴ型:60歳支給開始で5年確定年金

国民年金基金には複数口加入できますが、1口目はA型かB型です。

国民年金基金の保険料と年金額

保険料と年金額は、加入年齢と性別により変わります。
以下に1口目の保険料と年金月額の目安を示します。

加入年齢年金額男性A型男性B型女性A型女性B型
20歳2万円7,110円6,370円8,280円7,940円
30歳2万円10,740円9,650円12,500円12,010円
40歳1.5万円13,335円12,045円15,510円14,925円
50歳1万円18,150円16,510円21,100円20,380円

月々の保険料は、最大で68,000円までです(確定拠出年金に加入している場合はその掛金を含みます)。

民間の年金保険の税額控除は最大4万円ですが、国民年金基金は全額社会保険控除の対象になるので非常に有利です。

国民年金基金のメリット

国民年金基金のメリットは次の通りです。

  • 掛け金を自由に設定できる
  • 受け取りが一生涯
  • 税制優遇が受けられる

掛け金を自由に設定できる

国民年金基金は、掛け金を自由に設定することができます。経済状況の変化によって口数を途中で増減することもできるので、現在の収入や将来設計に合わせて、無理のない資産形成に役立てることが可能です。

受け取りが一生涯

国民年金基金は「終身年金」と言って、一生涯受け取ることができます。長寿時代の老後を過ごす安心材料になるでしょう。

税制優遇が受けられる

国民年金基金の掛け金は、全額が所得控除の対象となります。厚生年金がない自営業やフリーランスの世帯にとって、税額が軽減され老後の資金を増やせるというのは非常にお得なポイントです。

国民年金基金のデメリット

国民年金基金には、押さえておきたい注意点もあります。

  • 物価上昇のリスクに対応できない
  • 任意で脱退することができない

国民年金基金は受取額が固定となっています。確実に決まった金額を受け取れる反面、インフレで貨幣価値が下がってしまった場合、実質的に資産が目減りしてしまう可能性もあるということです。

また、国民年金基金は基本的に一度加入したら途中脱退ができません。掛け金の口数は調整することができる他、2年間の追納もできるので、契約における様々な条件を踏まえて加入を検討しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、国民年金基金の仕組みとメリット、デメリットを解説してきました。フリーランスや自営業者に向けた税制優遇のある年金システムは他にもいくつかあるので、比較検討して活用してみて下さい。

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