なぜ資産運用をする人が増えた?|「貯金」がもったいない根本的な理由

この記事の監修

手塚 亜図夢(てづか あとむ)

手塚 亜図夢(てづか あとむ) ファイナンシャルプランナー

株式会社 スマイル ファイナンシャルプランナー・マネージャー
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)生命保険協会認定FP 2017年~ Professional Agent(プロフェッショナル・エージェント)認定 2017年~ 業界世界最高基準:MDRT会員 認定

大学卒業後、神奈川県のディーラー(国内メーカー)に入社。
その後、株式会社スマイルに入社。
生命保険のコンサルティング ・ 資産形成の個別相談などを主な仕事としている。
趣味は野球・登山・車/バイク。

貯金と貯蓄の違いって知っていますか?
どちらも表現や意味が似たものなので、混同して使っている方が多いのではないでしょうか。どちらも「お金を貯めること」には変わりはありませんが、明確な違いがあります。

貯金でお金を貯めるのと貯蓄でお金を貯めるのは、どのような違いがあるのかを理解することで、自分に合ったお金の貯め方が分かると思います。

今回は、お金を貯めたい、できれば増やしたいと言う方のために、効率的で自分に合っている方法をわかりやすく紹介していきます。

貯金と貯蓄の違い

貯金とは簡単に言えば「貯めたお金のこと・貯まったお金のこと」で、いわゆる預金のことを言います。

それに対して、貯蓄は「お金を貯めつつ、資産運用してお金が増えること(金融資産)」の総称のことを言います。

このように、混同して覚えがちな2つですが、簡単に説明しただけでもその違いは明らかです。では、実際にもう少しだけ詳しく2つを見ていきましょう。

貯金(言葉の意味と貯金方法の例)

貯金は「貯めたお金のこと・お金を貯めること」を言い、当然ですが使った分だけなくなっていきます。
銀行に預けている預金・定期貯金・定額貯金・自宅などでできる500円貯金も貯金にあたります。しかし、貯金には預金との違いがあるので注意が必要です。

貯金

郵便局(ゆうちょ)・農協(JA)・漁協など公的な要素の強い金融機関にお金を預けることを言います。

預金

銀行・信用銀行・信用組合など公的な要素の弱い金融機関にお金を預けることを言います。

貯蓄(言葉の意味と貯蓄方法の例)

貯蓄は「お金を貯めつつ、資産運用しお金が増えること(金融資産)」の総称のことを言います。

金融資産の総称と言われてもピンとこないと思いますが、持っている保有資産を含めて全てのことを金融資産と言います。

例えば、貯金・株・土地(不動産)・生命保険・積立保険・年金などがこれにあたります。つまり、貯蓄は資産を増やすという意味になり、貯金は貯蓄の一部になります。

資産運用を始めてみたいのですが、元手はいくらぐらい用意すれば良いのでしょうか?

大きな元手の資金が必要ない、月々100円からできる資産運用もあるので、元手の資金がなくても、月々の収入から資産運用に取り組めますよ。
資産運用は小額からでもまずは一歩踏み出す事が大切です。

お金を増やすために最終的にやるべきなのは貯蓄

最終的になるべきは貯蓄

貯金と貯蓄のどちらを最終的にやるべきか…それは「貯蓄」です。

「貯蓄は資産を増やすこと」と言うのは先ほども説明した通りです。ある程度貯金ができてからでなくては始められませんが、最終的に貯金額を増やすためにも貯蓄をするべきだと言えます。

多額の貯金ができなければ、少額から始められる投資信託や保険がオススメなので、そちらも視野に入れてみてください。

貯蓄につながる資産運用には当然お金がかかります。しかし、貯金だけではお金は増えません。リスク皆無でお金を増やす、なんて都合のいい話もなかなかありません。

そのため、世の中にはたくさんの資産の運用方法があります。中でも、資産の運用方法によって変わってくるリスクとリターンについて理解しなければなりません。そうしてやっと、自分に合った貯蓄を選べるのです。

「ただ貯金するだけ」ではお金は増えない

節約しても節約しても貯金が増えない…なんて方が多いのではないでしょうか?そんな中で、貯金だけしている方は、もっと多いのではないでしょうか?

貯金ではお金が増えません。

確かに、貯蓄をするうえで資産運用は絶対しなければなりませんし、その場合のリスクを考えるのは当然かと思います。しかし、銀行預金の利息を計算したことがありますか?100万円に対して約10円です。10円のためだけに資産を全て貯金しているならもったいないことです。

ただただ貯金をしているもったいない状態からの打開策として、資産形成のための貯蓄(資産運用)へのステップアップが大事になってきます。

資産運用、いわゆる投資をするうえで決め手となるのは大きく分けて3つあります。この3つがあるからと言って安心できるかと言えば、そうではないので、あくまでも参考にしていただければと思います。

資産運用の安全性

元本を下回らないか、損をする可能性はないのか、信用できる発行元なのかが重要になってきます。

投資にはハイリスクハイリターン・ローリスクローリターンの2種類に分かれます。ローリスクハイリターンはまずないです。初心者は損をしたくないがゆえに、この様な甘い言葉に騙されやすいのでハイリスクハイリターン・ローリスクローリターンの2種類しかないことを覚えておきましょう。

安全性とは、例えば債券などで資産運用をしていく場合、発行元の会社が経営難になったら損をしてしまいますし、倒産してしまえば元本はおろかお金は戻ってきません。

そのため、発行元の企業の経営状況などはきちんと把握しておかなければいけません。国債などは国が発券するため、比較的に安全ではありますが、国外には安全性が低い国もあるので注意が必要です。

そのため、発行元の企業の経営状況などはきちんと把握しておかなければいけません。国債などは国が発券するため、比較的に安全ではありますが、国外には安全性が低い国もあるので注意が必要です。

資産運用の流動性

必要な時に換金できるのか。投資しようとしているお金は、いつ使おうと考えているお金なのかを考えておきましょう。

すぐ使いたいのか・老後まで使う予定がないのかなど、何のために投資をするのか・どのくらいの間運用するのかで資産運用の方法や種類が変わってきます。

株式などは取引相手がなければ利益を得ることもできませんし、定期預金は契約満期が来るまで引き落とせません。このように資産の運用方法や種類によって流動性は大きく変わります。

資産運用の収益性

どのくらいの収益が得られるのか。

預金は損をすることはほとんどありませんが、利益ゼロに等しいので利益が少ないです。その逆に、株は損をする確率がぐんと上がりますが、上手くいったときの利益が多いです。このように収益性は安全性と反比例していることが多いです。

貯金から貯蓄へステップアップする目安はどれくらいですか?

約半年分の短期的な生活費が貯まっているとすれば、中長期の為に資産運用のスタートを検討していきましょう!大きな元手の不要な資産運用もたくさんあります。

ちなみに何時頃から始めた方が良いのでしょうか。

早いほうがいいです。というのも資産運用は「時間」が大切です。運用期間を長く考えられるよう、早めのスタートをお勧めします。
始める際はしっかりと情報収集して自分に合った方法でスタートしましょう!

「時間」ですか?

そうです。運用期間が長いほど「複利」の恩恵を受けます。なので、運用期間をなるべく長く考えられるよう、早めのスタートがお勧めです。
始める際はしっかりと情報収集して自分に合った方法でスタートしましょう!

▼複利とはどのようなものか、なぜ長いほうが良いのか下記記事で紹介しています。

安全性・流動性・収益性のどれかを重視する

安全性と流動性が同じ商品の場合は収益性が高い方の価値が高くなります。同じリスクを伴うなら、利益が多いほうを選んだ方が良いですよね。

安全性に欠けて損をするのも駄目。流動性に欠けていざと言う時にお金を引き出せなくなっても駄目。収益性に欠けて利益の低い物ですと投資している意味がありません。

この3つがそろった金融商品があればそれに越したことはないのですが、残念ながらそのような商品は存在しません。元本も利益も保証され、いつでも現金にできて…世の中、そんなに甘くないのが現実です。もし、その様な取引を持ちかけられたら注意しましょう。

貯蓄をするには安全性・流動性・収益性の3つのうちどれを重視するのかを考えなければなりません。これは貯蓄をしていくうえで避けようもないジレンマでもあります。

それぞれ商品の特徴を見極めて貯蓄をしましょう。


お金を増やす一歩として、投資(資産運用)などの選び方を軽く説明しましたがいかがだったでしょうか。貯金ではなく、貯蓄をした方が良いと思った方が多い反面、どうしてもリスクが気になって貯金だけでいいやと思った方もいるのではないでしょうか。

では、もう一つ、貯蓄をオススメする理由を紹介しましょう。

貯金だけするのはもったいない・・?

近年、円安が続いているのはご存知だと思います。円安になると、海外旅行に行く際の料金が値上がりしてしまいますし、逆に海外から日本に来る方からしたら安くなるので海外の観光客が増加する傾向にあります。

また、物価が高くなったりと様々なことがおこりますが、それだけではありません。

とはそもそも円の価値が下がっているということなのです。ここまでくればわかる人も多いかと思いますが、お金の価値が下がっている状態で自分の資産を全て貯金だけにあてるのは勿体ないと言えます。

ではどうするのか、答えは簡単。日本のお金以外の形にするのです。

日本のお金以外の形とは、外資・株・投資信託・保険などのことです。こうしてみると、やはり貯金ではなく貯蓄を進んでやっていった方が良いということになってしまいます。

まとめ

貯金と貯蓄の違い・お金を増やすための一歩としていくつかのポイントを紹介しました。

お金を増やすことを考えるのは、はじめての方にはいささかハードルの高いモノになってしまいます。

さらに、投資にはネガティブなイメージがどうしてもついて回ります。それらはちゃんと対策をしていれば回避できうるものだということを知って欲しいです。

どうしてもネガティブな面を考えてしまう方は、一度プロの方に相談するのも手かと思います。最近は無料相談を行っている企業が多くあり、気軽に相談できる環境にあります。無料なら相談してみない手はないですよね。

また、貯蓄(投資)がはじめての方でも始めやすい、投資信託と言うものがあります。プロが自分の代わりに運用してくれ、小額から始められるというものです。

様々な運用方法があるので、自分にあった資産の運用方法を賢く選びましょう。そして、何かあった時のためや不安のない老後を過ごしていくためにも、上手に貯蓄し資産を増やしていきましょう。

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