手取り収入の何割を貯蓄にまわすべき?貯蓄の理想的な割合を解説!

この記事の監修

手塚 亜図夢(てづか あとむ)

手塚 亜図夢(てづか あとむ) ファイナンシャルプランナー

株式会社 スマイル ファイナンシャルプランナー・マネージャー
トータル・ライフ・コンサルタント(TLC)生命保険協会認定FP 2017年~ Professional Agent(プロフェッショナル・エージェント)認定 2017年~ 業界世界最高基準:MDRT会員 認定

大学卒業後、神奈川県のディーラー(国内メーカー)に入社。
その後、株式会社スマイルに入社。
生命保険のコンサルティング ・ 資産形成の個別相談 ・ 投資不動産の相談などを主な仕事としている。
趣味は野球・登山・車/バイク。

「手取り収入の何%を貯蓄にまわすのが理想的なの?」
将来のために貯蓄をしていこうとしたとき、この疑問に直面する人も多いのではないでしょうか。

手取り収入を貯蓄にまわすとひとことで言っても、人によってその割合は様々です。とはいえ、今の自分が月にどのくらい貯蓄できれば上出来なのか、ある程度の指標は欲しいところ。

そこで今回は「手取り収入の何%を貯蓄へ回せばいいのか」についてご紹介します。

最低でも手取りの10%は貯蓄にまわす

先述したように、手取り月収の何割を貯蓄へ回すかは家族構成やライフスタイルなどによって異なってきます。

結論から言えば、誰にでも当てはまる理想的な貯蓄の目安手取り月収の20%〜25%程度です。

ですが最初からこの数字どおりにやってしまうと、家計を圧迫しかねません。貯蓄をするときは最低でも手取り月収の10%をまわすようにしましょう。

早いうちに手取り月収3ヶ月分の貯蓄を確保しよう

なるべく早いうちに手取り月収3ヶ月分の貯蓄をつくり、常に確保するようにしておいてください。

病気や事故、何らかのアクシデントによって仕事が出来なくなった場合などの緊急時や、リスクに備えるためです。

たとえば会社員が自己都合で退職すると、失業保険を受給できるのは「7日間の待期期間と3ヵ月の給付制限期間の後から」になります。

手取り月収3ヶ月分の貯蓄があれば、当面はお金の心配をせずにいられます。

備えあれば憂いなし。いかなるアクシデントや緊急時にもすぐに対応できるようにしておくと安心ですね。

貯蓄しようという気持ちはあるのですが、気がつくと収入をほとんど使ってしまいます。確実に貯蓄する方法はありますか?

必ず貯める金額を決めて、給料が入ったら先取り貯蓄をしましょう。貯蓄が上手な人は自動引き落とし制度を活用していますね。
例えば財形貯蓄、年金保険、積立投信等々、ご自身に合った仕組みを選択しましょう。

 ケース別に見た貯蓄割合の目安

では、ケース別に貯蓄割合の目安をざっくりと見てみましょう。

※なお、ここではボーナスを含めず、月々の手取り月収のみで考えます。

独身実家暮らしの人:手取り月収の30〜40%程度

家賃や食費などの支払い負担がない実家暮らしの人は、手取り月収の30〜40%を目標にしましょう。
結婚してからも自分名義の貯蓄があれば心強い味方になってくれます。この時期は貯蓄するチャンスと思って貯蓄を頑張ってみるのもいいでしょう。

独身ひとり暮らしの人:手取り月収の5〜10%程度

家賃や食費など、全てを一人でやりくりしなければならない人は手取り月収の5〜10%を貯蓄目標にしましょう。
一人暮らしを始めたばかりの人は、最低でも5%の貯蓄を目標に頑張り、生活に慣れてきたら徐々に目標とする割合を引き上げていくのが理想です。

子どものいない共働き夫婦:手取り月収の20%程度

子どものいない共働きの夫婦は、手取り月収の20%を目安に頑張りましょう。
比較的貯蓄しやすいライフスタイルにあると言えるので、夫婦でしっかりと話し合い、協力しあって貯蓄を頑張ってみてください!

小さな子どものいる共働き夫婦:手取り月収の10〜15%程度

子どものいる共働きの夫婦は、子供が大きくなるにつれて教育費の負担も増えてきます。
子どもが小さいうちや、教育費の負担が大きいときには、無理な目標設定はせず、手取り月収の10〜15%を目標にやりくりしていきましょう。

自営業派遣社員など、ボーナスのない働きかたをしている人:手取り月収の15〜20%程度

自営業や派遣(契約)社員など、ボーナスのない働き方をしている人は、ボーナスによる上乗せができない分、月々コツコツと貯蓄の底上げをしておく必要があります。
なので手取り月収の15%〜20%を貯蓄に回せれば理想的といえます。
ただし、無理はしないようにしてくださいね。

貯蓄の割合はどれくらいの頻度で見直せば良いですか?

昇給をした場合など、収入が変わったタイミングでは必ず見直すべきです。増えた収入のうちの5割を目標に貯蓄に回しましょう。

人生に3回の「貯めどき」

人生には3回の「貯めどき」があります。

1回目:独身時代(働き始めてから結婚するまでの独身期間)

社会人で独身、かつ実家暮らしという状況は、もっとも貯蓄がしやすいと言えます。支出のほとんどが個人的なものになるので、抑えられるところは大きく抑えることができるからです。

実家を出て一人暮らしをしている人も、この時期に貯蓄するクセをつけておけば後々楽になるので、無理のない範囲で頑張りましょう。

2回目:共働き時代(結婚してから子どもを授かるまでの期間)

結婚直前や結婚直後は何かとお金がかかります。

ですが、生活が落ち着いてきた頃に家計管理を始めれば、収入から貯蓄へまわせるお金にも余裕が出てくるはずです。
子どものいない時期だからこそ、先々のライフステージを見越しつつ、二人で協力して貯蓄を頑張ってみましょう。そうすれば大きく貯蓄を増やせる時期になってきます

3回目:定年前(子どもの教育費がかからなくなってから定年退職するまでの期間)

子どもが自立すれば、必然的に教育費も軽減されます。これを機に貯蓄を再開していきましょう。

この時期にどれだけ貯蓄を頑張れるかで、老後の生活ぶりも変わってきます!

注意!貯めどきに訪れる落とし穴

ただし、これらの3回の貯めどきには落とし穴があります。

お金を貯めやすい時期というのは、すなわち家計に余裕ができる時期ということです。

つまり財布の紐が緩みやすくなり、貯蓄どころか浪費してしまう恐れがある時期です。

普段頑張っている自分へのご褒美も大切ですが、貯めどきは貯蓄を頑張るチャンスであるということを忘れず、メリハリのついた生活を心がけるようにしましょう!

貯蓄しながら日々の暮らしも楽しむためのポイントは何ですか?

「収入」-「貯蓄」=「支出」を確立させる事ですね。
支出を確立できていると「今月は使いすぎて貯蓄できなかった」という事が無くなります。「貯蓄はしたから大丈夫!」と安心して「使いたい事に使うお金」ができるようになります。

余った分を貯蓄に回してばかりでした。
もちろん余らない月もあるわけで…

それだとなかなか貯める事は難しいのではないでしょうか…
この方法ですと「貯蓄はしたから大丈夫!」と安心して「使いたい事に使うお金」ができるようになるのでストレスも少ないですよ。

まとめ

生きていくには何かとお金がかかるもの。

収入の増減や人生の分岐点によって貯蓄の割合を変えていけば、豊かな未来へ繋がります。使うべき時にしっかりとお金を使えるようにするために、出来ることから始めてみましょう!