「貯金は毎月の収入に余裕がないとできない」と思っていませんか?
たしかに、収入がたくさんある方が多くのお金を貯金に回すことができます。しかし、手取りが少なくてもコツコツ貯金を増やしていくことは可能です。
この記事では、少ない収入でも貯金ができるコツをご紹介していきます。
低収入でも実践できる貯金術3選
つもり貯金
何気なく使っているジュース代やお菓子代など、一回に使う額は少なくても、気づくとまとまった出費になっているものはありませんか?
つもり貯金とは、お金を使った「つもり」になって、使わなかったお金を貯金する方法です。例えば、次のようなシーンで貯めていきます。
- 仕事帰りのコンビニで買おうとしたお酒を我慢する:約400円
- バスに乗るのを我慢して、駅から家まで歩く:約220円
- ランチに行くのを我慢してお弁当を持参する:約500円
つもり貯金は「浪費を減らしたい」と思っている方におすすめです。何かを欲しいと思ったときに「本当に買う必要があるか?」を気にするようになるので、自然と貯金体質に変わっていくことができます。
ただし、小銭を貯めるために大きなストレスを感じてしまうようでは、精神衛生上良くありません。「買って気分が良くなるものには我慢せずにお金を払う」「なんとなく買っているものは我慢する」といったように、メリハリをつけて実践することが「つもり貯金」を成功させるコツです。
500円玉貯金
500円玉貯金は、その名の通り「貯金箱に500円玉を投入していく」というシンプルな方法です。
好きなペースで取り組むことができるので、気軽に始めることができます。また、貯金箱の重みから「貯金している」という実感も得やすいでしょう。
1日1枚の500円玉を投入すれば、およそ10か月で15万円貯めることができます。3日に1枚でも、2年弱で10万円貯めることができるので、コツコツのんびりと貯金したいという人におすすめです。
毎日貯金シート
毎日貯金シートは、ゲーム感覚で楽しみながら貯金ができる方法です。別名「365日貯金シート」とも呼ばれています。やり方は以下の通りです。
- 白い紙に1〜365までの数字を書く
- 数字と同じ数の金額を貯金箱に入れていく
- 貯金箱にお金を入れたら、その数字を消す
「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、これをきっちり1年間つづけると約67,000円が貯まります。
書店などで、365日貯金専用のシートが売られています。ネット上には無料でダウンロードできるシートもあるので利用してみましょう。
貯金を習慣にするためのコツはありますか?
お金の貯め方には、収入から生活費などの支出を差し引いて余ったお金を預金するタイプと、収入から預金分を差し引き、余った資金で生活費を支出するタイプがあります。
お金が貯まるのは、圧倒的に後者です。貯蓄を仕組み化して強制力を持たせましょう!
目的を決めて無理なく貯金しよう
貯金を続けるポイントは、目的・目標・金額を具体的に決めることです。目標を決めて貯金をすれば、達成したときに自信がつきます。
特に「貯金の習慣がない」「貯金に成功したことがない」という場合は、一度成功体験を得ることで、その後の貯金が楽になります。
はじめての貯金なら、趣味に使うお金を貯めているのがおすすめです。例えば「半年後に二泊三日の京都旅行に行く」という計画を立てるとしましょう。
- 何のために:「京都へ行くために」
- いつまでに:「半年後までに」
- どのように:「1ヶ月に15,000円ずつ」
- どのくらい:「最低でも8万円」
このように、目標や金額を細かく決めるのがコツです。
趣味のための貯金に成功すれば、いずれはライフイベントに備えた貯金もスムーズにできるようになるでしょう。
貯金の目標と言っても、趣味もなく、どんな目標を立てれば良いのかわかりません。
「趣味がない」という人は、ご自身のライフイベントを考えてみて下さい。短期的には自動車や住宅の頭金、中期的には子供の教育資金、超長期的にはセカンドライフ資金です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では「低収入でも貯金ができるコツ」をご紹介してきました。同じ手取りでも、お金を貯められるかどうかは工夫次第。是非、今回ご紹介した方法を試してみて下さい。
貯蓄する期間によって、お金の蓄え方・増やし方は異なります。中期的な目的の場合は、口座に入れるよりも高い金利で運用するのがおすすめです。詳しくは一度FPにご相談ください。