20代の平均年収と貯蓄額は?効果的な貯蓄方法とは

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連載企画:貯蓄と貯金の違い分かりますか?重要なのは貯蓄を増やすこと!
前回の内容:お金はいつ・何に・いくら使うか目的や用途に分類する

20代はプライベートでの社交も多く、友人と遊びに行ったりする機会も多いです。また、さまざまなことに興味を持ち、趣味やレジャー、習い事など多方面で支出のある年代です。

なので、興味の赴くまま、人に誘われるままに出歩いているうちに、気付いたら娯楽費や交際費がかさんでしまうことも。
また、この時期に、親元を離れ一人暮らしを始める方も多いです。

20代のうちに収入のなかで計画的にやりくりし、貯蓄習慣をつけることで将来の安心につながります。

職業にもよると思いますが、20代前半で貯蓄をする場合に留意しておくべきポイントがあれば教えてください。

まずはお金を貯める習慣付けが大切です。
銀行の積立定期預金、会社の財形貯蓄等を活用してコツコツ貯めていきましょう!

20代の平均年収・貯蓄額

〇平均年間収入
531万円
〇平均貯蓄額
384万円

総務省統計局が行った家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)の20代の平均収入と貯蓄額

お金の使い道を把握する

お金の使い道

20代の貯蓄で特に大切なのは、どのようなことにお金を使っているかを把握することです。
食費、通信費、服飾費、交際費、家賃、光熱費などの各項目で、自分が1ヶ月でどのくらいの額を使っているのか知りましょう。

家計の支出は、固定費と変動費の2つに分けることができます。

〇固定費
日々の行動や選択に関係なく定期的に一定額がかかる費用のことです。家賃、保険料、ローン、定期購入しているもの、定期支払しているもの(携帯電話のプラン料金、ジムの会費など)が該当します。
〇変動費
出する金額に毎月変動が大きい項目のことを指します。食費、被服費、日用雑貨費、交際費、交通費、医療費、趣味・娯楽代などが該当します。

社会人になってから日の浅い人は、まだ収入も高くなく、やりくりに苦労する人もいるかもしれません。

何のために貯蓄をすべきかわからなくて、なかなか貯蓄ができないのですが、どうすべきでしょうか。

独身時代は特に何のために貯蓄をするのかわからなくなりますよね。
「今」も大事だと思いますが、貯蓄がないと10年後、20年後の「今」は楽しめなくなります。
また「今」を楽しむには元気で働けることが前提なので、急な病気のためにも一定の備えはしておきましょう!

20代は貯蓄よりも自己投資すべきだという意見もありますが、どちらを選ぶべきですか?

答えは両方です!人生山あり谷ありなので、自己投資をしたけれども上手くいかない時もあります。
そんな時に全然貯蓄がないとやり直しがきかなくなってしまいます。
再度チャレンジするためにも一定の貯蓄は併用して行いましょう!

固定費を見直すことが大切

支出を減らすには、固定費を減らすことが効果的と言われています。

固定費は、一度見直すだけで毎月節約効果が続くため、支出削減効果に対してストレスや手間が少ないです。

変動費を削る場合、例えば食費を削るとすると、値下がりするタイミングを調べて買いに行くなど、手間が頻繁にかかるにもかかわらず、1回あたりに節約できる金額が大きくありません。

手間がかかることや食べたいものを我慢することで、ストレスが溜まったり体調を壊したりする可能性があります。まずは、固定費を減らせないか検討するのが得策です。

通信費の見直しがおすすめ

通信費の見直し

固定費については、まずスマホの通信費の見直しがおすすめです。

格安スマホは、大手キャリアの通信費を比べると、同条件だと約半額になります。通信量が極端に多い人でなければ、格安スマホにすることで通信費を大幅に節約できるのです。

キャリアメールが使えないこと、サポートが大手キャリアほど手厚くないこと、通信速度が多少遅いことなどがデメリットとしてありますが、毎月の通信費の軽減を考え、本当に大手キャリアでないといけないのか、格安スマホでも十分でないか、検討してみる価値があるでしょう。

後は、比較的高額な固定費として家賃がありますが、こちらは安さのみを追求すると問題が出てくる可能性があります。

自身の収入と利便性を天秤にかけて住む地域を選び、安全な生活が確保される範囲で廉価な物件を選びましょう。

次回は30代の貯蓄方法についてお話しします。
30代の平均年収と貯蓄額は?必要な支出の見極め方

まとめ

〇どのようなことにお金を使っているか把握する
〇食費、通信費、服飾費、交際費、家賃、光熱費を知る
〇固定費と変動費の2つに分ける
〇固定費を削減する

イラスト:萩原まお
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