30代の平均年収と貯蓄額は?必要な支出の見極め方

この記事の監修

三保 秀人(みほ ひでと)

三保 秀人(みほ ひでと) ファイナンシャルプランナー

FP事務所ワールドパートナーズ
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定) プライベートバンカー 宅地建物取引士 住宅ローンアドバイザー 相続診断士(日本証券アナリスト協会認定) (財団法人 不動産適正取引推進機構認定)(財団法人 住宅支援協会認定)(社団法人 相続診断協会認定)

新卒で不動産会社に勤務し、不動産投資・住宅ローンについて学ぶ。 その後大手総合保険代理店へ転職。2014年に独立系FP事務所を設立。2019年現在、コンサルティング実施世帯は1,500組以上にのぼる。
趣味は写真を撮ること・野球観戦。

連載企画:貯蓄と貯金の違い分かりますか?重要なのは貯蓄を増やすこと!
前回の内容:20代の平均年収と貯蓄額は?効果的な貯蓄方法とは

30代は、マイホーム購入や結婚、子供の養育費などで大きな支出が増える時期であり、マイホーム購入は、年金受給前の住宅ローンの完済を考えこの時期に考える人が多いです。

また、様々なライフイベントでお金がかかるのに加え、子供の進学費用やその先の資金に備えてお金を貯める働き盛りの時期でもあります。

30代からの貯蓄で心がけるべきことはどのようなものがありますか?

30代は結婚、出産、住宅購入、教育費などライフプランが変わる方が多いです。ライフプランによって必要な金額、時期が異なりますのでまずは計画を立てるところから始めましょう。

30代の平均年収・貯蓄額

〇平均年間収入
632万円
〇平均貯蓄額
631万円

総務省統計局が行った家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)の30代の平均収入と貯蓄額

必要な支出を見極める大事な時期

30代は支出の見極めが重要
将来のお金も重要…支出の見極めが難しい年代です。

将来にお金を残すことも大切ですが、仕事での成長や子供の養育に関わることなど、後で取り返せない必要な支出もあるかもしれません。

その時本当に必要な「消費」「投資」にあたる費用を切り詰めると、のちに得られるはずの利益を損なう恐れもあります。

一方で、体力と老後までの時間にまだ多少の余裕があるこの時期に貯蓄をしておくと、その後の貯蓄計画にゆとりが出てきます。本当に必要な支出を見極め、将来への貯蓄も着実に行っていけるようにしましょう。

結婚式についても近年は、大規模な披露宴をしない人も増えており、必ずしなければいけないものではなくなりました。
結婚式や結婚に求めているものを夫婦で話し合い明確にした上で、式をするのかしないのか、どの程度の規模で行うか決めましょう。

結婚式の費用の内訳はどのくらいなのか。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
結婚費用はどのくらい必要?費用の平均と目安をご紹介します!

20代に比べて、収入が増えたはずなのに貯蓄が難しいという声もあります。原因はどのようなものが挙げられますか?

収入が上がると生活水準も同じように上がってしまうことが多いです。
周りの友達・同僚も同じように使っているから…と安心せず自分自身を見つめ直しましょう!

固定費は収入レベルに合わせる

30代の固定費
固定費が増える30代

30代の貯蓄においても、やはり固定費を自身の収入レベルに適した状態にメンテナンスすることが重要です。

住宅ローン、自動車維持費、自分や子供の習い事の月謝などは固定費にあたります。後々の負担とならないよう余裕を持ったお金の使い方をしましょう。

マイホームは人生で最も大きな買い物です。適正な予算を検討し、購入することが大切です。

マイホームの予算は年収の5倍までの価格と言われていますが、無理のない資金計画を立てるためには、子供の教育費が最も膨らむ時期を基準に住宅購入費用を考える必要があります。

住宅のために出せる自己資金と、住宅ローンで用意できる金額の合計が、その家庭の住宅費予算です。
自己資金(頭金)は、住宅購入価格の2割は用意しておきましょう。

もし住宅ローンを限度額まで借りてしまうと、将来支出が増えたときに返済が厳しくなります。家族の生活費や教育費が最もかかる時期にも、無理なく返していける額にしましょう。

返せる額という基準でローンを組むのがポイントです。返済額の目安は年収の20%以下です。

上記の条件から住宅ローンの額を決め、頭金を足した金額が、妥当な購入住宅価格となります。

本格的に資産運用などで貯蓄をしていく時期だと思うのですが、自分ひとりで進めるよりも誰かに相談したほうがいいですか?

自分一人で始めて、損をしてしまい、もう投資は嫌だとなってしまっている方を見かけます。
そもそもやり方を間違っていたり、抑えなきゃいけないポイントをわかっていないのです。
まずはセミナーに行ったり、FPさんに話を聞いたり、お金のプロがどういう考え方を持っているのか聞いてみるといいでしょう。

次回は40代の貯蓄についてのお話です。老後を意識し始める年代ですが、どういった貯蓄方法がよいのかお話しします。
40代の平均年収と貯蓄額は?介護費を考える歳に入っての貯蓄術

まとめ

〇20代よりも必要な支出を見極める必要がある
〇固定費を自身の収入レベルに適した状態にする
〇マイホームは子供の養育費が最も膨らむ時期を基準に考える
〇住宅ローンの返済額の目安は年収の20%以下

イラスト:萩原まお
maohagiwara.com(https://maohagiwara.com/)
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