50代の平均年収と貯蓄額は?貯蓄する時に気をつけること

この記事の監修

三保 秀人(みほ ひでと)

三保 秀人(みほ ひでと) ファイナンシャルプランナー

FP事務所ワールドパートナーズ
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定) プライベートバンカー 宅地建物取引士 住宅ローンアドバイザー 相続診断士(日本証券アナリスト協会認定) (財団法人 不動産適正取引推進機構認定)(財団法人 住宅支援協会認定)(社団法人 相続診断協会認定)

新卒で不動産会社に勤務し、不動産投資・住宅ローンについて学ぶ。 その後大手総合保険代理店へ転職。2014年に独立系FP事務所を設立。2019年現在、コンサルティング実施世帯は1,500組以上にのぼる。
趣味は写真を撮ること・野球観戦。

連載企画:貯蓄と貯金の違い分かりますか?重要なのは貯蓄を増やすこと!
前回の内容: 40代の平均年収と貯蓄額は?老後迫る世代の貯蓄方法とは

50代は、子供が大学生である場合や住宅ローンの繰り上げ返済がある場合は、収入も頭打ちになり貯蓄がしにくい時期になります。

しかし、その時期が過ぎてしまうとぐっと支出が減る時期でもあります。子供が学校を卒業して社会人になれば、教育費の支出が減ります。

教育費や子供にかける予定で、これまでに余裕を持って貯蓄をしてきた場合はそれが余剰資金となることもあります。

収入の増加は見込めなくても、子供が独立して夫婦2人暮らしとなればさらに生活費が減るため、そういったタイミングで意識的に支出を抑えていくことができれば貯蓄は可能です。

50代の平均年収・貯蓄額

〇平均年間収入
860万円
〇平均貯蓄額
1,778万円

総務省統計局が行った家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)の30代の平均収入と貯蓄額

ひとまず3000万を目標に貯蓄する

老後資金として、一般的には最低3000万円必要と言われていますが、3000万円から退職金の見込み額を引いた金額は最低限貯蓄できるようにするのが理想です。

住宅ローンの返済状況や退職金も計算し、可能であれば万一の時の医療費や自宅のリフォーム費用など、かかってくる可能性のある費用も含めて、老後資金として貯蓄しましょう。

また、自分に介護が必要になった際の費用については、有料老人ホームに入る場合などはかなり費用がかかるため、必要な額に幅が出てきますが、ひとまずは3,000万円を目標に貯蓄しておくと良いです。

3,000万円を年利3%で運用すると年間90万円の利息を生みますので、年金と併せて最低限の生活ができるでしょう。

60歳時点での貯蓄額が老後資金の目標に満たない見込みの場合、住宅ローンの返済が年金を受給する65歳時点で終わらない見込みの場合、60歳以降も働く、資産運用を検討するなど、収入のある期間を延ばすことも検討しましょう。

どう頑張って計算してみても3000万円に届きそうにない場合はどうすればいいですか?

まずは何歳まで働いて収入を得られるかを考えましょう!月10万円でも5年間働けば600万円、10年なら1、200万円貯蓄が増えます。ご家族のいらっしゃる方は家庭としてどのように収入が増やせるかも考えて見たほうがいいでしょう。

やはり50代でも資産運用を積極的に行ったほうがいいのでしょうか?

50代でも資産運用は必要です!
人生90歳、100歳時代ですからあと3〜40年は生きますからね。ただし20代、30代とは違いますのでリスクは抑える必要があるでしょう。

最低限の貯蓄をキープする

家計が楽になる時期を見逃さずにラストスパート!

また、孫ができるような歳になってきて、自分のことよりも人にお金を使うようになってきます。若い人達のためにお金を使えば喜ばれますし、つい気が大きくなって出費が増えてしまいがちです。

労働収入が得られる期間が残り少なくなっている現状と、人生100年時代に寿命を全うするまでに確実にお金を残しておかなければならないことを留意し、人のために使うお金も無制限に使うのではなく、無理のない貯蓄計画の中でやりくりしましょう。

50歳代は支出が多く家計が厳しい時期は最低限の貯蓄をキープして、子供の巣立ちやローンの完済など、家計が楽になる時期を見逃さず貯蓄のラストスパートをかけてください。

貯蓄が必要だとはわかっていても、ストイックに計画通り貯蓄するのはなかなか難しいです。そこで次回は、上手なお金の貯め方についてお話しします。
小さい目標を立てて、時には使うことも大事

まとめ

〇50代は貯蓄がしにくい時期
〇老後資金は最低3000万円必要と言われている
〇3000万円から退職金の見込み額を引いた金額を貯蓄するのが理想
〇支出が多い時期は最低限の貯蓄をキープ

イラスト:萩原まお
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